肩こり・腰痛


  • 肩こり

    肩こりは多くの方が感じられています。肩こりを感じていらっしゃらない方でも、触ると肩や頸がパンパンに張っていることも良くあります。

    肩こりイラスト

    肩の使い過ぎで頸肩周囲の筋肉が凝ってしまうこともありますが、肩こりは様々な体の不調と共にでやすい症状であり、肩こりを引き起こす原因も様々です。

    例えば、肩こりがひどくて頭痛や吐き気がする、目を酷使すると頸や肩も凝ってくる、首の後ろ側が張ってくると鼻の通りが悪いなど。時には、肩が凝ると思っていたら心臓の病気だったと言う事もあります。

    そして肩の使い過ぎから姿勢の問題、歯のかみ合わせの問題、心因性(ストレス)の問題、内科的な機能失調(内臓の不調)など、様々な要因によって肩こりは引き起こされます。

    そのため、肩こりは肩こりだけを診て治療しても治らないものなのです。

    「肩が凝ったから肩を揉む」では、一時的に楽になっても、逆に益々凝りが深く硬くなってしまうこともあります。

    また、患者様から「はりは癖になりますか?」と聞かれることがあります。
    肩こりで鍼灸を受けると癖になって鍼灸治療をやめる事ができず回数も増えのではないかとご心配になるようですが、これはありません。
    むしろ継続して治療を受けていると治療間隔が空いていき、最初は月に数回の治療回数であったのが、最終的には年に数回程度で大丈夫になるまで体質そのものから変化していきます。
    肩こりを単に首や肩だけの問題だけと捉えずに、広く全身に起こる疾患の一症状として捉えて治療するためです。

    東洋医学(鍼灸)で健康な状態とは、「気血」が身体の隅々まで滞りなく流れている状態と考えます(気血とは、体内をくまなく巡り、周囲の臓器や筋肉・骨組織に栄養を与えているものです)。 肩こりは、この「気血」がうまく巡らない、「気血」の循環障害がどこかで起こって現れると考えます。

    循環障害があると、その周辺の臓器や筋肉・骨組織全般にまで栄養が行き渡らなくなって、そこにまず痛みや凝りという形で異常が現れます。これが肩こりです。

    当院では、どこに循環障害が起きているかを探り、身体全身の巡りを良くする治療を行う事が大切と考えて治療を行っています。
    また正しい姿勢や日常生活での工夫など、患者様の生活スタイルに合わせて出来るセルフケアをお伝えしています。
    肩こりの治療をご希望の方は、「はり灸治療」または「トータル美容はり灸治療」をお選び下さい。


  • 腰痛

    若者から中高年まで、男女を問わず、多くの人が腰痛で苦しんでおり病院で検査をしても、その80%以上は痛みの原因が特定できないといわれています。 「腰痛診療ガイドライン」によると腰痛の85%が原因不明とされており、慢性腰痛やぎっくり腰がこれに当てはまります。残りの15%は原因が特定できる腰痛で腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、腰椎圧迫骨折、悪性腫瘍等によるものがこれらです。

    腰痛イラスト

    東洋医学的に見ると、腰痛は下半身の気血の不足、もしくは気血の滞りが原因であることが多いようです。

    東洋医学(鍼灸)で健康な状態とは、「気血」が身体の隅々まで滞りなく流れている状態、と考えます。(気血とは、体内をくまなく巡り、周囲の臓器や筋肉・骨組織に栄養を与えているものです) 下半身の気血の不足は、老化・ストレス・過労・房事過多(過度のセックス)などが原因になります。 気血の滞りは、運動不足・ストレス・過労・暴飲暴食・内臓の弱りなどが原因になります。 他には、外からの要因(湿気や冷え)が原因となる場合もあります。 そのため気候や生活環境、体質も含めた上で、腰痛の原因を捉える事が大切になります。

    急性の腰痛(ギックリ腰)でも、軽めの症状や若い方であれば1回の治療で良くなる場合もありますが、「忘れた頃に再発」など繰り返し痛みの出る方が多いです。
    当院では、関節や筋肉の異常はもちろん、身体全体の失調まで視野に入れ、総合的に腰痛治療を行います。そのため再発の可能性が低くなります。
    正しい姿勢や日常生活での工夫など、患者様の生活スタイルに合わせて出来るセルフケアをお伝えしています。


    腰痛の治療をご希望の方は、「はり灸治療」または「トータル美容はり灸治療」をお選び下さい。